Pointer (Imperial Crown HT Modified)
26cm x 11cm
 
illustration 6 top
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ご存知「ウルトラセブン」のウルトラ警備隊特捜車、ポインターです。ウルトラシリーズで登場する数ある車の中では一番好きな車です。デザインがシリーズ中のものと比べてもずば抜けて素晴らしい。ベース車輌はアメリカ車の(クライスラー)インペリアル・クラウン・ハードトップ(1958〜59年式?)と思われる。当時としても超高級車のはずで、現在の国産車でいえばセンチュリーやプレジデントレベルでしょう。それに当時の円安と関税を加えると恐ろしく高価な車であったはずです。ウルトラセブンまでのシリーズの予算はそれ以降と比較してかなりあったと聞くけれど、この車を新車で購入する程の予算はもちろんなかったと思います。

ウルトラシリーズ中一番改造箇所が多く、しかも板金関係も素晴らしい出来。セブン以降の国産車に飾りを付けただけの物と比較して、改造費もかなりかかったはず。撮影時の裏話でこの車はよく故障して動かなくなりスタッフみんなで押したというのを聞くから、中古車をどこからか持ってきたのでしょうが、それでも高価であったはず。恐らく、どうせ改造するからと事故車を破格の値段で買い取ったのでしょうか?
実車のインペリアル・クラウンはV8エンジンを積み、354馬力をはじき出します。当時のアメ車はみんな巨大で、これも例外ではなくホイールベースはなんと3.275mで車重は2トン。ポインターはそれに増してボディの改造により全長はベース車輌よりも長く、重くなってるんでしょうね。これだったらどこの駐車場でも敬遠されちゃいます。
劇中でのポインターのスペックは見あたらなかったので知っている人がいたら是非メールください。ちなみに以前1/25スケールで決定版と言われるポインターのガレージキットが発売されたーと思ったら、FUJIMIさんがプラモデルで1/24スケールを出してくれました。しかもアンヌ隊員フィギア付き!わたしなんて3つも買ってしまいました・・。
1997年10月1日でウルトラセブンはもう30周年をむかえました。それにちなんでか、アンヌ隊員役を演じていた女優、ひし美ゆり子さん著の「セブン セブン セブン」という本が発売されました。彼女の自叙伝らしいですが、ウルトラセブンの撮影当時のエピソードを中心に書かれているらしく興味深いです。他に「アンヌへの手紙」という彼女の写真集&エッセイ(?)も出版されました。

おまけ