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スーパーカー・ブーム全盛期に漫画「サーキットの狼」で主人公が乗っていたためこの車は一躍有名になりました。私の好きなS1とS2ではいくらライトウェイトスポーツといえ、ルノー16用のOHVエンジンを積み、82馬力のパワーしかない。ウィンドウもはめ殺し、シートはリクライニングはおろかスライドすらしない(S2ではスライドだけするようになった)。 しかし「安価で購入できるリアル・スポーツであり、なおかつレーシング・ベースとしても適している。」というスーパーセブンと同じコンセプトで開発されたらしく当時すでにレーシング界での地位を確立していたロータスにしてはそれは思い切ったコンセプトだったかもしれない。 |
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もし車の高級感や性能を追求すればロータスはフェラーリやランボルギーニのようにスーパーカー会社として確立できたかもしれない(?)のに、お金持ちしか買えない車を作るのをこばみ、流用できるパーツはなんでも使用して安価に車を提供するという姿勢を守ったコーリン・チャップマン(ロータス社の創設者)に敬意すら感じてしまう。それはそもそも草レースからはじめたチャップマンはその時の楽しさや仲間を大切にしたかったのでしょう。 1975年に英国でデリバリーされたスペシャルはパワーウィンドー、ステレオ、エアコン、パワーステアリング、熱線入りのリア・ウィンドーや、オプションとしてAT車も用意され、エンジンもボグゾール製のをベースにDOHC16バルブのヘッドを載せ、126馬力になった。「サーキットの狼」で主人公が乗っていた車はこのスペシャルだったと思う。 私はS1かS2の前期型が好き・・と書いたけれど、ある雑誌に載っていたスペシャルは低い車高をさらに下げて太いタイヤをはき、矢吹仕様のリヤウィングを装着していて、とてもかっこよかったです。スペシャルもええわぁ〜。 |