|
||||||
1
I 2 I 3
I 4 I 5
I 6
I 7 I 8
I 9 10 I 11 I 12 |
||||||
「マセラティーは名門である。」と誰もが言う。レース界から始まり現在も大人のグランツーリヅモだけを造り続けている80年に及ぶ歴史を持つ会社です。ランボルギーニやフェラーリの様なカタログデータを追いかけるだけの車は絶対に造らない。このボーラはマセラティー初のミッドシップエンジンを積んだスーパーカーです。デビューはフェラーリのBBやランボルギーニのLP500カウンタックと同じ1971年のジョネーブ・ショー。フェラーリ、ランボルギーニはミッドシップの12気筒エンジンを積んでのデビューに対してボーラは8気筒のミッドシップでおとなしそうに見えました。 |
||||||
しかし12気筒のエンジンはとてもデリケートであり、最高速度300km/h以上出るとは言え、それをいつも完調に維持するには大変なメインテナンスを必要とします。マセラティーはあえて得意とするV8エンジンを使用し、確実に250km/hは出せるという信頼を優先させました。そういうところが、世はマセラティーを名門と言うのでしょう。 このボーラのボディーデザインはジウジアーロが担当しています。ステンレス地を出したルーフや大きなリアウィンドーが特徴的です。 わたしもマセラティーを所有しています。現在はフェラーリ傘下に収まってしまいましたが、デトマソ時代のギブリです。その車の詳しい話は「maserati」の方で展開する予定ですが、所有してみてやっぱりマセラティーはいいと思いました。世の噂通り、確かに壊れますが、マセラティに限らずイタリアの車はみんな壊れます。でも、その分愛情も増えるというものです。 |