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1980年にジョネーブ・ショーにて発表されたアウディ・クアトロは翌年モンテカルロ・ラリーに出場。アウディはラリー界に初めて4輪駆動とターボを積んだ車を出場させました。それまでの4輪駆動車はノイズ、重量、燃費、価格等の問題で乗用車に搭載するにはあまりにも非現実的だったのだけれど、アウディのエンジニアチームはラリーでは4輪駆動の搭載が勝利への道と判断。そしてクアトロのデビューとなりました。このクアトロ・スポーツはアウディが現在に至る今まで一般に市販した車の中でずば抜けた性能と車輌価格を持った車であると思います。ボディはケブラーとアルミを編んだファイバーグラス製で、オールアルミ製の2133cc5気筒エンジンは304馬力(市販車仕様。レース仕様は400馬力以上)をはじき出し、最高速度250km/hを誇る。 |
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1981年のモンテカルロ・ラリーでWRCデビューを果たしたクアトロは出場した2台ともリタイヤの結果で終わってしまったけれど、約2週間後に行われたスウェディッシュ・ラリーでは優勝。その年のサンレモとランバードRACラリーでも優勝を果たしました。市販バージョンとラリーに出場したのとはボディ形状が若干違いますが(市販車仕様のクアトロでボンネットにエアインテークが付いた物の資料が手元にあるのだけど、田宮さんのプラモデルではそれがなく、ヘッドライトも2頭ではなく4頭になっている。また、2頭であってもヘッドライト横にウィンカーがあるのとないモデルを確認しているけど、数種類のボディタイプがあったのでしょうか?)、この車かっこいいです。たったの220台しか生産されなかったため今ではコレクターズアイテムになっている事でしょうが、手に入れてみたい車のうちの一つです。ドイツ車らしい平凡なボクシーなボディ形状だけれど「俺はやるぜ!他の車とはちょっと違うぜ!」という様なオーラを醸し出しています。 |